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日本の歌姫として君臨し続ける浜崎あゆみ(26)に危機が迫っている。あゆに楽曲を提供してきた同じavex所属の人気バンド「Do As Infinity」のメンバーで作曲家のD・A・I(長尾大、34)がavexから離れたい意向を持っているというのだ。

 制作関係者は「D・A・Iは、かつてのヒット曲の“いいとこ取り”をして、売れる曲作りを要求するavexの体質に飽き飽きしているようです。会社が決めた歌手に曲を作るのでなく、自分で(歌手を)探したいと考えている」と証言する。

 D・A・Iは平成11年に「Do As−」でデビュー。13年には表舞台には姿を現さなくなったが、バンド活動に並行し、あゆやhitomi(29)、Every Little Thingらの人気アーティストに曲を書いてきた。あゆと共同制作の「Voyage」は14年の日本レコード大賞にも輝いた。先の高額納税者番付で2001万円を納税し、推定所得約6100万に上るヒットメーカー。

 これだけの力を持つ彼に離反されれば、avexの痛手は大きい。

 先の関係者は「avexはD・A・Iさんに、“今までの曲はすべてavexが所有する”と権利を書き換えるならやめていいという条件を出し、彼はフリーになったら一緒に仕事をする人も決めたと聞きました。しかし、その話も遠のきそうなんです。彼がやめられない事情が出てきたのか…」という。

 水面下であの手この手の引き止め工作も進んでいるのか。

 こうした動きについてavexに確認すると、担当者は「どこで聞いたんですか? そういった話はありません」と否定した。

 J−POPに詳しい音楽評論家の富沢一誠氏は「会社が育てた作曲家は、傘下にいる安心感がある一方、“独立してもやっていける”と考えて反旗を翻すのはよくあること。でも会社から勝手にしろ、と突き放されるリスクがある。今後は金銭の交渉になっていくでしょう」と分析する。

 一方、最近は自身で作曲活動をする、あゆもCDセールスに一時の勢いが消え、悩んでいる様子。

 「彼女自身は、HIP HOPやレゲエのテーストの曲を発注しているようです。方向性を変えたいのでしょうか。安室奈美恵になりたいと考えているのかも」と先の関係者は指摘するが…。